求められるヒューマンスキルはコレ!
ゲームプログラマーだからプログラミングだけできればいいかというとそうではなく、むしろその他のスキルのほうが重視されたりするんです。中でも絶対身につけておきたいのがヒューマンスキルです。
問題解決スキルは必須
ゲームプログラマーにとって問題解決スキルはかなり重要です。例えば、新たなプロジェクトを立ち上げるよう指示が出たとしましょう。でも指示されたのはそれだけで、何をどうすればいいかを考えるのは自分です。英語でいうところの5W1H「When(いつ)、What(何を)、Where(どこで)、Who(だれが)、Why(なぜ)、How(どのように)」です。スキルとしてわざわざ考えてみると大それた感じがしますが、これは人が生きていく上で必須のスキルですよね。どこかへ旅行に行くとかイベントを企画するとか、そういうときには無意識のうちにこの5W1Hを実践しているはずです。ただし、その度合いについては人それぞれです。5W1Hをしっかり考えられる人は「気が利く人」と認識されるので、仕事の場面でそのスキルが発揮できれば評価に直結するというわけですね。ゲーム開発で成果をあげるには、そのような問題解決スキルが言語スキル以上に大切だったりします。
コミュニケーションスキル
チームを組んでひとつのゲームを作り上げるために欠かせないのが、メンバーひとりひとりのコミュニケーションスキルです。プログラマーなんだからプログラミングができればいいのではなく、むしろ高度なコミュニケーションスキルが必要になると考えておいてください。作業の段階になればあとは黙々とプログラミングをするのみですが、何をどうしていくのかを関係者でしっかり擦り合わせておく必要がありますよ。役割分担をする中でプログラマーとしての見解を求められたときに、専門外の人にもわかるように説明することもゲームプログラマーなら避けては通れない道です。
体調管理スキル
体調管理も仕事に必要なスキルのひとつ。ゲームプログラマーの仕事は、仕事に集中すればするほどあっという間に時間が過ぎてしまうものですよね。エラーが出れば解決するまで試行錯誤、リリースやアップデート前後の職場なんてちょっとした修羅場です。そんなハードワークをクリアしてくためには徹底した体調管理が欠かせません。専門性が高すぎて、「今日は体調が悪いから今日の分だけ誰か変わって!」ができないのもプログラマーのツラいところ。体調を安定させるためには精神的な安定も重要なので、多忙でも右往左往せず冷静に物事を考えられる精神力の強さも欲しいところです。そう考えると、プログラミング以外のスキルはどの業種でも必要なスキルなので、キャリアチェンジしやすい職種という見方もできますよね。